月、火、木、金 9:00~12:30 15:00~18:30
土 9:00~12:30 14:00~17:30
休診日 水曜、日曜、祝日
花粉症、アレルギー性鼻炎には、色々な治療法がありますが、舌下免疫療法は根本的な体質改善を期待する方法で、治療を受けた方で、80%以上は効果を実感しています。 免疫療法とは、病気の原因となるもの(アレルゲンと言います)を少ない量からゆっくり増やして体内にいれて治そうとする方法です。以前は「減感作療法」とか「脱感作療法」と呼ばれていました。 例えば、スギ花粉症の場合には、体に安全な低量の医療用のスギ花粉抽出物を体内に入れ、安全性と反応を見ながらゆっくりと量を増やして、体質を徐々に変えていく治療です。 日本では2014年10月からスギ花粉症に対する舌下免疫療法の保険診療が開始されました。スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスである「シダトレン」を毎日口腔内に投与することで、スギに対する免疫をつけ、アレルギー症状を和らげる治療法です。治療効果として、10~20%の人は症状が消失し、80%程度の人には症状の改善効果が期待できます。 舌の下にエキスを滴下し、2分間保持した後に飲み込みます。最初の2週間で徐々に量を増やし(増量期)、3週目からは同じ量の薬を毎日舌下投与します(維持期)。通常、治療期間は3~5年必要です。
治療は6月~12月の間にスタートします。
まずは血液検査、問診を行います。(すでに他院あるいは当院で検査済みの方は検査データをご持参ください)
問題がなければクリニックで初回投与を実施します。シダトレンスギ花粉舌下液 200JAU/mL、ボトルを使います。
次回の来院は1週間後ですが、その間は自宅で毎日、少しずつ量を増やしながら、毎日シダトレンスギ花粉舌下液 200JAU/mLのボトルをつかって投与していきます。
2週目に一度来院して今度はシダトレンスギ花粉舌下液 2,000JAU/mLのボトルを使って少しずつ量を増やしながら、毎日投与していきます。
3週目以降はシダトレンスギ花粉舌下液 2,000JAU/mLのパックの全量(1mL)を使って毎日投与していきます。
1ヶ月に1度必ず通院が必要です
少なくとも3年以上は治療を継続してください。通常、治療期間は3~5年必要です。
舌下免疫療法を開始できる時期は決められています。この治療法をご希望の方は、一度当院を受診してください。